【11月15日 AFPBB News】2019年の干支(えと)「亥(い)」をかたどった「干支だるま」の制作が、神奈川県平塚市にある老舗工房の「荒井だるま屋」で最盛期を迎えている。11月ながら同店には早くもだるまを買い求める客がひっきりなしに訪れ、売れただるまに厄よけの火打ち石を打って送り出す様子が見られた。

 創業150年を超えるという同店は、伝統的な赤い「相州だるま」のほか、地域のゆるキャラや縁起のいい鶴や亀、デニム生地をあしらったものなどの創作だるまで知られる。

 2003年から作り始めた干支だるまは現在、2巡目。亥のだるまは、前作から配色を変え、金色を多くあしらい豪華な仕上がり。「オリンピックを意識した」と、4代目の荒井星冠さん(63)。

 干支だるまは、同店のほか、東京・浅草や横浜などの酉(とり)の市(三の酉、11月25日)や、浅草寺の羽子板市(12月17~19日)などでも売り出される。(c)AFPBB News