【11月15日 AFP】オーストラリアの病院で先週分離手術を受け、引き続き入院しているブータンの結合双生児について、同院の看護師らは15日、2人は体は離れたにもかかわらず常に体を寄せ合って一緒に遊んでいると明かした。

 胴体が結合し肝臓を共有していた1歳3か月の双子のニマ(Nima)ちゃんとダワ(Dawa)ちゃんは今月9日、メルボルンの王立小児病院(Royal Children's Hospital)で6時間にわたる分離手術を受けた。2人の名はブータンの言葉で、それぞれ「太陽」と「月」を意味するという。

 手術から6日後の記者会見を行った看護師のケリー・スミス(Kellie Smith)さんは、「2人をちょっと離してみようとしたが、お尻で移動しては身を寄せ合い、いつも脚を絡め合っている」と話した。

「当初ベッドを別にしたら2人は嫌がり、今は1つのベッドに一緒に居ていかにも楽しそうに遊んでいる。見ていて本当にほほえましい」と感想を語った。

 手術を主導したジョー・クラメリ(Joe Crameri)医師は2人の予後について、「若干の山はあり、われわれはそれをならそうとしている」とはいえ「良い進歩を見せている」と述べた。(c)AFP