【11月15日 AFP】ラグビー日本代表の主将リーチマイケル(Michael Leitch)は、17日に英ロンドンのトゥイッケナム(Twickenham)で行われるイングランド代表とのテストマッチを控え、同代表にも、かつて日本を率いたエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)にも「ひれ伏す」つもりはないと誓った。

エディーHCは古巣との対戦に容赦なし、日本は「お祈りしておいて」

 先週、世界王者のニュージーランドに15-16で敗れ心を痛めたイングランドが勝利を渇望する中、チームを率いるエディーHCは日本とのテストマッチを前に「寺へ行って祈るといい」と忠告していた。

 しかし、ラグビー史上最高の番狂わせの一つとして知られている2015年のW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)の南アフリカ戦で、ペナルティーキックをポストに向けて蹴らずコーナーに蹴るという大胆な決断を下し、決勝のトライにつなげて勝利に貢献したリーチは、かつての指揮官の言葉をあまり気にしてはいない。

 エディーHCの発言について問われたリーチは、「『イエス』という意味の日本語の『そうですね』だけとしか私には言えない」と答えた。

「われわれは、メディアで伝えられていることから何かを読み取ることはしない。ここで挑戦しようとしていることにただ集中している」

「イングランド戦が近づいているが、当然相手にひれ伏すためにそこへ行くのではない。勝ちにいく」

 30歳のリーチは、自身の選手キャリアに大きな影響を与えたエディーHCを信用しており、「エディーのことは私が大学生だった頃から知っている。だから良い関係が築けているよ」「彼は常に評価が高く、1998年頃から日本で指導を始めた」と語った。

「彼は(ジャパンラグビートップリーグの)サントリーサンゴリアス(Suntory Sungoliath)を率い日本一を経験した。そして、ご存じのように日本代表のHCも務め、この国のラグビーの歴史を変えた。だから、日本でとても高い評価を受けている」