【11月15日 東方新報】中国・工業情報化部は、許可条件をクリアできないなどの理由で新エネルギー自動車の申請資格を停止した自動車企業リスト(第1次)を公開した。リストには、美亜汽車(Meiya)、哈飛汽車(Hafei)、万向電動汽車(Wanxiang Diandong)など計27社の企業名が記されていた。

 工業情報化部発展センターは9月初旬に、「新エネルギー自動車生産企業(第1次)」のリスト公示に関する通知」を発表。同通知の中で、条件をクリアできなかったり破産したりした企業については資格を撤回する」などとしていた。

 今回の監査の結果、27社が不合格となった。監査に合格したのは広汽本田汽車(Guangqi Honda Automobile)、重慶長安鈴木汽車(Chongqing Changan Suzuki Automobile)、山東麗馳新エネルギー汽車(Shandong Lichi)の3社のみだった。

 関係筋によると、国が積極的に新エネルギー自動車産業を推進する中で、多くの自動車メーカーは制度が不完全な時期に新エネルギー自動車の生産資格を取得したが、一部の企業は、新エネルギー自動車の研究開発を積極的に進めていなかった。専門家は、今回の決定は、新エネルギー自動車メーカーの生産資格を見直し、混乱した局面を整理できるとしている。

 今年1月から9月までの中国の新エネルギー自動車の累計生産台数は73.5万台、累計販売台数は、72.1万台で、前年同期比でそれぞれ73%増と81.1%増だった。(c)東方新報/AFPBB News