【11月15日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)が練習中に膝のじん帯を痛め、年内いっぱいの試合を欠場する見通しとなった。

 ドイツ王者のバイエルンではティアゴ・アルカンタラ(Thiago Alcantara do Nascimento)やコランタン・トリソ(Corentin Tolisso)、キングスレイ・コマン(Kingsley Coman)、アリエン・ロッベン(Arjen Robben)が負傷しており、ハメスはMFの中で4人目の離脱者となった。

 バイエルンのFWサンドロ・ヴァーグナー(Sandro Wagner)は「厳しいニュースであるのは間違いない。ハメスは非常に重要な戦力であり、私が見る限り彼は創造性を持った、このチームでも最高の選手だ。バイエルンにはほかに彼のような選手はいない」とコメントしている。

 バイエルンは14日、ハメスの膝を10日間固定し理学療法とリハビリを行う予定だと発表したが、復帰予定日については明かさなかった。

 ブンデスリーガの冬季休暇は12月23日に始まるが、このけがによりハメスは年内の復帰が難しくなったとみられている。

 ハメスの離脱は、ここまで安定感を欠いて苦しんでいるバイエルンにとって大きな打撃となるだろう。

 ニコ・コヴァチ(Niko Kovac)監督が率いるバイエルンはリーグ戦の直近6試合で3敗しており、10日に行われたボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦に2-3で敗れたことでリーグ5位に転落。首位ドルトムントとの勝ち点差は7に開いた。

 W杯ブラジル大会(2014 World Cup)の得点王で、レアル・マドリード(Real Madrid)からのローン移籍期間が今季までとなっているハメスは好調を維持しており、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)戦やシャルケ04(Schalke04)戦、VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)戦で重要な得点をマークしていた。

 しかし、ハメスはバイエルンで満足していないと伝えられている。先週末のドルトムント戦で先発メンバーを外れたのは練習への遅刻が原因だったと報道されたが、クラブは後にこれを否定している。(c)AFP