【11月14日 AFP】イングランド・プレミアリーグのウェストハム(West Ham)やチェルシー(Chelsea)など計7クラブを渡り歩き、通算700試合以上に出場した元同国代表MFのジョー・コール(Joe Cole)が13日、現役引退を発表した。

 先週37歳になったコールは自身の選手キャリアについて「夢のようだった」と振り返り、今後は指導者の道に進む意向を明かした。

 コールにとっての最後のクラブは、米2部ユナイテッド・サッカー・リーグ(USL)のタンパベイ・ローディーズ(Tampa Bay Rowdies)となった。所属した七つのクラブで計716試合に出場したコールは通算104得点をマーク。イングランド代表としても56試合のキャップを記録し、3度のW杯(World Cup)を経験した。

 コールはイングランドで最も将来性のあるタレントの一人と目されていた19歳の時にA代表デビューを果たした。

 イングランドの「黄金世代」と呼ばれるメンバーの一人であるコールは、デビッド・ベッカム(David Beckham)氏やウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)、リオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)氏、ポール・スコールズ(Paul Scholes)氏、マイケル・オーウェン(Michael Owen)氏、スティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)氏、さらにチェルシー時代のチームメートであったジョン・テリー(John Terry)氏やフランク・ランパード(Frank Lampard)氏らと共にプレーした。

 コールはコメント文の中で「20年にわたる選手生活を終え、スパイクを脱ぐ時が来た。そのすべてが夢のような時間だった」と記し、「たとえ次の仕事が何になっても、これからの20年がプロ選手として過ごした20年と同じくらい特別なものになることを願っている」と続けた。「将来に目を向けると、サッカーに関わり続けたい。指導者として多くのことを提供できると感じている」 (c)AFP