【11月14日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は13日、暫定指揮官として好結果を残していたサンティアゴ・ソラーリ(Santiago Solari)監督と2021年までの契約を結んだと認めた。レアルは「本日クラブの理事会が行われ、2021年6月30日までソラーリ監督にトップチームの指揮官を任せることに決めた」と発表した。

 ソラーリ監督はチームを率いた最初の4試合で全勝し、解任されたフレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)氏の正式な後任となった。42歳の同監督は、ここまでの4試合で15得点2失点という数字を残しており、同クラブの指揮官としては最も優れたスタートを切っている。

 レアルはスペイン国王杯(Copa del Rey 2018-19)でメリリャ(Melilla)に大勝すると、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)でヴィクトリア・プルゼニ(Viktoria Plzen)に5-0で勝利し、リーグ戦でもレアル・バジャドリード(Real Valladolid)とセルタ(Celta de Vigo)から白星を挙げた。

 こうした復調によりレアルは、リーグ戦では首位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差が4にまで縮まり、チャンピオンズリーグでも16強入りが目前に迫っている。

 前任のロペテギ氏が7試合でわずか1勝しか挙げられないなど悲惨な結果を残したことを受け、ソラーリ監督は10月29日から2週間暫定的にチームを率いていた。最終的にはバルセロナに1-5で敗れたことがフロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長にロペテギ氏の解任を決断させたが、レアルは新たな監督の下で立ち直っている。

 ソラーリ監督が正式な指揮官として迎える最初の試合は、国際Aマッチに伴う中断が明けた11月25日に行われるSDエイバル(SD Eibar)とのアウェーゲームだ。(c)AFP