【11月13日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)の今シーズンの最優秀ニューカマー賞に、ロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)のズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が選出された。同賞は、すでにプロ経験を持った状態でMLS初シーズンを送った選手を対象にしたもので、新人王とは別のタイトル。

 イブラヒモビッチは選手投票、クラブ投票、メディア投票の3部門平均で36.36パーセントの得票率を記録し、D.C.ユナイテッド(D.C. United)の主将で同32.25パーセントのウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)を上回った。同13.47パーセントを獲得したロサンゼルスFC(Los Angeles FC)のカルロス・ベラ(Carlos Vela)が3位に入っている。

 イブラヒモビッチは今季22得点と10アシストを記録し、1シーズンで20ゴール10アシストをマークしたMLS史上3人目の選手となった。また、イブラヒモビッチが得点した試合におけるギャラクシーの成績は9勝4分2敗だった。

 イブラヒモビッチは9月15日に行われたトロントFC(Toronto FC)戦で回し蹴りでボレーシュートを決め、キャリア通算500ゴールを達成。現役選手ではリオネル・メッシ(Lionel Messi)とクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)しか成し遂げていなかった偉業を達成した。

 今季はギャラクシーをプレーオフに導くことはできなかったが、FCバルセロナ(FC Barcelona)やパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)、インテル(Inter Milan)といった欧州の名門で数多くのタイトルを手にしている。またスウェーデン代表として62ゴールを挙げており、2002年と2006年のW杯(World Cup)にも出場している。

 一方、7月にD.C.ユナイテッドに加入し、低迷していたチームをプレーオフに導いたルーニーは今季21試合に出場し12得点をマーク。各チームの技術スタッフによるクラブ投票では、イブラヒモビッチの28.43パーセントを上回る34.31パーセントの得票率を得た。

 しかし、イブラヒモビッチは選手投票で30.90パーセントのルーニーよりも高い34.99パーセントの得票率を集め、メディア投票ではルーニーの31.53に対して45.65パーセントの票を手にするなど大差をつけた。(c)AFP