【11月12日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは11日、第12節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)はホームでマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に3-1で勝利し、首位の座をキープした。

 シティは試合序盤にダビド・シルバ(David Silva)、後半開始直後にセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)がそれぞれゴールを奪い、試合の主導権を握った。

 その後、アントニー・マルシアル(Anthony Martial)にPKを決められライバルに望みを与えるも、イルカイ・ギュンドアン(Ilkay Guendogan)が追加点を挙げ、ユナイテッドに今季のリーグ戦で四つ目の黒星をつけた。

 この結果、首位に立つシティはリバプール(Liverpool FC)との勝ち点2差を守り、8位につけるユナイテッドとの差は12にまで広がった。

 ユナイテッドがこの日放った枠内シュートはマルシアルのPKのみで、自分たちがプレミアリーグの王者である理由を証明したシティは、アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏の監督退任後、6季連続となるユナイテッドより高い順位でのフィニッシュに向け順調に進んでいる。

 ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が率いるユナイテッドは先週、ボーンマス(AFC Bournemouth)とユベントス(Juventus)に対しリードを許すも終盤の得点で2-1と逆転していたが、シティはサウサンプトン(Southampton FC)とシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)から6ゴールずつを奪い大勝していた。

 モウリーニョ監督は、けがによりポール・ポグバ(Paul Pogba)を欠いた自身のチームは、肉体的にも精神的にも疲弊していると主張した。

「彼らは1週間のうちに6-0と6-1の勝利を収めていたことから、リラックスして試合に臨め、プレッシャーはなく、精神的な努力を必要としなかった。すべてが良い状態で簡単だった。しかしこちらは難しいアウェーゲーム2試合があって、2戦目は欧州で最高のチームの一つとの決勝戦のような試合だった」

「すべてを求められる試合の中で、チームは肉体的だけでなく精神的にも全力を尽くさねばならなかった」

 シティは、ここ10年間で初となるプレミアリーグ連覇が妨げられるのなら、それに挑戦するのは地元のライバルではなく、リバプール(Liverpool)やロンドンのクラブになるということを確実にした。

 モウリーニョ監督との直接対決22試合でわずか5敗しかしていない、シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「リバプールやチェルシー(Chelsea)、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)、アーセナル(Arsenal)はチャンピオンになるだけの勝ち点を手にしている。シティだけじゃない」と話した。

「選手層の厚さにかなり助けられている。ここでプレーし続けたいのなら、あるレベルに達する必要があるということをチーム全員が理解しているからね」 (c)AFP/Kieran CANNING