【11月12日 AFP】18-19スペイン1部リーグは11日、第12節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はリオネル・メッシ(Lionel Messi)に2ゴールが生まれたもののレアル・ベティス(Real Betis)に3-4で敗れ、本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)でのリーグ戦では約2年2か月ぶりとなる黒星を喫した。

 バルセロナは2016年9月のアラベス(Alaves)戦で敗れて以降、ホームのリーグ戦では42試合負けていなかったが、ベティスに素晴らしいカウンターアタックを見せつけられ、その記録が途絶えた。

 この一戦では5試合を欠場していたメッシが復帰し、PKでゴールを決めると後半アディショナルタイムにも一矢を報い、2得点をマークしたが、それも慰めに過ぎなかった。

 バルセロナは前半、ジュニオール・フィルポ(Junior Firpo)とホアキン・サンチェス(Joaquin Sanchez)にゴールを奪われベティスに2点のリードを許すも、メッシがPKを成功させ反撃ののろしを上げた。

 その後、GKマルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)がめったにないミスを犯してベティスのジオヴァニ・ロ・チェルソ(Giovani Lo Celso)に追加点を与えたバルセロナは、途中出場のアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)のゴールでスコアを2-3とした。

 しかし、バルセロナは81分にイヴァン・ラキティッチ(Ivan Rakitic)が退場になると、セルヒオ・カナレス(Sergio Canales)がベティスの4点目を奪取。魅惑の一戦の終了間際にはメッシがゴールを決めた。メッシが2ゴールを挙げた試合でバルセロナが敗れるのは、これが初めてとなった。

 エルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督が率いるバルセロナは首位をキープしたが、国際Aマッチに伴う中断明けに対戦するアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)や、この日勝利を挙げたセビージャFC(Sevilla FC)、アラベス(Alaves)との勝ち点差は1にまで縮まった。

 バルベルデ監督は「ベティスの方が優れていたという気持ちは抱いていない」と振り返った。「対戦相手に対してはどんなことだってほめたくないが、われわれはもっと良いカウンターができていたかもしれない」 (c)AFP/Thomas ALLNUTT