【11月12日 AFP】11日に行われた18F1第20戦ブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2018)の決勝終了後、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がフォースインディア(Racing Point Force India)のエステバン・オコン(Esteban Ocon)に対して暴力的な振る舞いを見せたため、2日間の奉仕活動への従事を命じられた。国際自動車連盟(FIA)が発表した。

 フェルスタッペンはトップで走っていた際にオコンと接触し、結局メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)に次ぐ2位でレースを終えた。この接触に怒ったフェルスタッペンは、レース後、ドライバー計量室でオコンを3回突き飛ばし、殴りかかるそぶりを見せた。

 そのためスチュワードは両者を呼び出し、計量室の映像を確認した結果、「大会の利益や、モータースポーツ全般の利益を損なった」フェルスタッペンに「FIAの指定する2日間の社会奉仕活動に6か月以内に従事する」ことを命じた。聞き取り中の両者は「正しく振る舞い、協力的だった」という。オコンにはすでに10秒のペナルティーが科されている。

 一方でFIAは、「コース上での出来事が原因で激怒した」というフェルスタッペンの説明や、もともとオコンを突き飛ばすつもりはなかったが、オコンが「原因で」自制心を失ったという話に理解を示している。(c)AFP