【11月12日 AFP】18-19イタリア・セリエAは11日、第12節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は2-0で退場者を出したACミラン(AC Milan)を下し、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦の逆転負けから立ち直る勝利を挙げた。

 敵地サンシーロ・スタジアム(San Siro Stadium)でのミラン戦に臨んだユベントスは、前半8分にマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)のヘディングシュートで先制すると、81分にはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が追加点を挙げた。対するミランはユベントスから期限付き移籍中のゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)がPKを失敗した上、退場処分を受けた。

 7日のユナイテッド戦では先制しながら終盤に立て続けに失点し、今季初めて土が付いたユベントスだが、連敗はしなかった。チームを率いるマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督も「チャンピオンズリーグの試合の最後の5分間を忘れ去るためにも、きょうは勝つしかなかった」とコメントした。

「無失点で勝利できたのは大きいし、ナポリ(SSC Napoli)との勝ち点6差も維持できた。向こうも素晴らしいリーグ戦を送っている」

 一方、ロナウドに押し出されるような形でこの夏ミランへ期限付き移籍したイグアインは、腰の負傷から復帰して古巣対決に臨んだが、悪夢のような試合になった。

 相手のハンドで得た40分のPKでは、キックがGKヴォイチェフ・シュチェスニー(Wojciech Szczesny)にわずかに触られてポストに当たった。終盤にはファウルでイエローカードを提示された直後に主審への異議で2枚目のカードをもらい、涙を流しながらピッチを後にした。

 今季3敗目を喫したミランは、これでチャンピオンズリーグ出場圏外の5位に転落し、代わって同日サッスオーロ(US Sassuolo)と1-1で引き分けたラツィオ(SS Lazio)が4位へ浮上した。

 インテル(Inter Milan)は1-4でアタランタ(Atalanta)に大敗してリーグ戦の連勝が7で止まり、前日に逆転勝利を収めたナポリに2位の座を明け渡した。12節を終えたセリエAは、ユベントスが勝ち点34で首位に立ち、ナポリが6差、インテルが9差でこれを追っている。(c)AFP/Emmeline MOORE