【11月12日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは11日、第12節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は本拠地アンフィールド(Anfield)でフラム(Fulham)に2-0で勝利し、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)に追随した。

 リバプールはこの勝利により一時的に首位に立ったが、同日の遅い時間に行われた試合でマンチェスター・シティ(Manchester City)が3-1でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に勝利したことで、勝ち点差は2のままとなっている。

 これで7連敗となったフラムは、試合展開を完全に変えた前半終了直前の14秒間でわずかながら運に見放された。

 フラムはアレクサンダル・ミトロビッチ(Aleksandar Mitrovic)がヘディングでゴールネットを揺らすも、これはオフサイドの判定によりノーゴールとなった。

 するとリバプールはアリソン(Alisson Ramses Becker)とトレント・アレクサンダー・アーノルド(Trent Alexander-Arnold)がボールを素早く前線に運ぶと、うまく抜け出したモハメド・サラー(Mohamed Salah)が今季8点目をマークした。

 53分にシェルダン・シャキリ(Xherdan Shaqiri)の得点でスコアを2-0とし、勝利を確実なものにしたリバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、「最も重要なことはあのような状況にしっかりと反応したこと。それが見事だった。アリソン、トレント、モー(サラーの愛称)とつないでゴール。素晴らしい場面だった」と振り返った。

 一方、チェルシー(Chelsea)はホームでエバートン(Everton)とスコアレスドローに終わったが、シティやリバプール同様、マウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督が就任した今季の無敗を維持した。しかしながら、首位シティとの勝ち点差は4に広がっている。

 チェルシーは本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)でボールを支配して試合を優勢に進めたが、見事なパフォーマンスを見せたエバートンのジョーダン・ピックフォード(Jordan Pickford)が守るゴールを陥れることができず、サッリ監督はフラストレーションをためた。

 サッリ監督は「選手たちは初め、あまりにもボールをゆっくりと回していたからから相手は守るのが楽だったし、われわれも決定機をつくることができなかった」と嘆いた。

 ホームにウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)を迎えたアーセナル(Arsenal)は、終盤にヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)がゴールを奪うと試合は1-1で終了し、同じノースロンドンを本拠地とするトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)の順位を上回る機会を逃した。

 アーセナルは13分にイバン・カバレイロ(Ivan Cavaleiro)に得点を許して8月以来となる黒星を喫する危機にひんしていたが、途中出場のムヒタリアンがゴールを奪い、なんとか勝ち点1を手にした。(c)AFP/Julian GUYER