【11月17日 Xinhua News】中国チベット自治区ラサにあるポタラ宮でこのほど、紅宮の屋上の金頂(金色の屋根)群修理工事について専門家チームによる検収が終わり、1年半に及んだ金頂群と付属物の修理工事は無事に終了した。

 ポタラ宮は標高3763メートルの高さにあり、宮殿と堡塁が一つになった宮堡式建築群としては、同自治区に現存する最大規模のものだ。1994年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界文化遺産」に登録された。

 2016年、ポタラ宮管理処が届け出た修理事業の申請に基づき、中国国家文物局が合計3100万元(1元=約16円)余りの費用を拠出して、2017年から工事が始まった。ポタラ宮の最上部にある七つの金幢(金色の宝幢)、屋根の上に立つ七つの宝瓶、ダライ・ラマ5世、7世、8世、9世の霊塔殿や聖観音殿の五つの金頂の修理が行われた。(c)Xinhua News/AFPBB News