【11月11日 AFP】18-19ドイツ・ブンデスリーガ1部は10日、第11節が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)はパコ・アルカセル(Paco Alcacer)の決勝点でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に3-2で勝利し、昨季王者との勝ち点差を7に広げた。

 ジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)に乗り込んだバイエルンは、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が古巣を相手に2点を決めて2度にわたってリードを奪ったが、ドルトムントはその度にマルコ・ロイス(Marco Reus)が同点弾を決めると、73分にアルカセルが決勝点を決めた。

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)から期限付きでドルトムントに加わっているアルカセルは、リーグ戦出場6試合で8得点目をマークしている。

 バイエルンは現在3位でリーグ7連覇に暗雲が垂れ込めており、就任1年目のニコ・コヴァチ(Niko Kovac)監督への風当たりは強さを増している。コヴァチ監督は試合後、「カウンターから2度も自ら失点してしまった。あってはならないことだ」と悔しさをにじませた。

 後半に2度オフサイドで得点を取り消されたバイエルンのレワンドフスキは、「もっとコンパクトに保つべきだった。残念ながら引き分けるべき試合を落としてしまった」とコメントしている。

 第6節でヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)に、第7節でボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に敗れているバイエルンは、この結果直近のリーグ戦6試合で3敗目を喫した。また、ここ7試合で最大21獲得できた勝ち点は、わずか8にとどまっている。

 11日にRBライプツィヒ(RB Leipzig)がホームでバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に勝利した場合、バイエルンは4位に転落する。

 一方、ルシアン・ファーブル(Lucien Favre)監督率いるドルトムントは、リーグ戦無敗をキープして2位ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)との勝ち点差を4とした。

 キャプテンのロイスは、「前半は自分たちを信じていなかったが、ハーフタイム後は最高のプレーができたし楽しかった」と話し、ファーブル監督は、「クレイジーな試合だった。ブンデスリーガの注目度を上げる素晴らしい試合だった。勝利が不当だったとは考えていない」と語った。

 同日の早い時間に行われた試合では、アラサン・プレア(Alassane Plea)のハットトリックによりメンヘングラッドバッハが3-1でヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)を下した。メンヘングラッドバッハはバイエルンに3ポイント差をつけている。(c)AFP/Ryland JAMES