【11月9日 Xinhua News】中国広東省珠海市で6日、第12回中国国際航空宇宙博覧会(航空ショー)が開幕した。同日午前には塗装や編隊、形を一新した中国空軍の戦闘機「殲(せん)20(J20)」3機がデモ飛行を披露した他、空軍の新型戦闘機や現役の主力装備が面目も新たに登場し、「改革・強軍」を進める空軍の新たな成果を一挙に公開した。

 【現場】「殲20」デモ飛行画面。

 【解説】「殲20」は中国が独自開発した次世代ステルス戦闘機で、2016年の同博覧会で初公開された。今回公開された「殲20」は灰色の迷彩塗装に一新され、2年前と比べて数が増えただけでなく、動きの幅も明らかに広がっていた。

 「殲20」の総設計師 楊偉(よう・い)中国科学院院士

 まず、今回デモ飛行を行ったのは、われわれの実際の作戦部隊です。次に、今回の飛行での動きですが、2016年を大幅に上回っています。「殲20」を配備してからの2年間、われわれは作戦部隊の早急な戦闘力形成を支援しました。また、模擬戦闘や訓練の課程で、部隊からは多くの優れた提案が出ました。「殲20」全体がこの数年間、絶えず成熟、発展し、向上してきたと言えます。

 【解説】「殲20」は双発単座の全天候ステルス戦闘機で、2011年1月11日に初飛行を行った。今回の博覧会には当時、初飛行のテストパイロットだった、空軍試飛局技術センター主任の李剛(り・ごう)氏も登場した。

 空軍某試飛局技術センター主任 李剛(り・ごう)氏

 非常に光栄なことに、2011年1月11日午後1時11分に成都で「殲20」実証機の初飛行の任務を担当しました。その年以来、試飛局でずっと「殲20」技術モデルの責任者として、試験飛行チーム全体を率い、「殲20」のテスト任務達成に向け作業を続けてきました。今日は珠海で開かれたわが国の航空ショーで、われわれの「殲20」の見事なデモ飛行をこの目で見ることができ、とてもうれしいです。「殲20」に長く関わってきたテストパイロットとして、この上なく誇らしく、光栄なことだと思います。「殲20」がこれほど早く部隊で作戦能力を形成できたのはすばらしいことです。

 【解説】今回の博覧会で「殲20」のデモ飛行を行ったのは空軍作戦部隊であり、その指揮官は会場で「殲20」の最新状況の紹介にも当たっていた。

 空軍某基地司令員 張偉林(ちょう・いりん)氏

 今年に入って「殲20」は多くの重要な演習に参加し、実践訓練と任務を通して、ステルスや有視界外(BVR)攻撃などの性能の十分な開発・運用ができ、部隊の新しい作戦能力が格段に向上しました。今後、われわれは将来の作戦ニーズに照準を合わせ、練兵と作戦準備を急ぎ、「殲20」の戦略運用や戦術・戦法の革新などの面で着実に任務に取り組み、国の主権、安全、領土保全を守る神聖な使命を担います。

 【解説】今回の博覧会は6日から11日まで珠海市で開かれる。期間中、「殲20」の他、中国空軍「八一」飛行表演隊と「紅鷹」飛行表演隊によるアクロバット飛行も行われる。(c)Xinhua News/AFPBB News