【11月8日 時事通信社】インドの首都ニューデリーは、ヒンズー教最大の祝祭「ディワリ」から一夜明けた8日、祭りで使われた花火や爆竹の影響で深刻な大気汚染に見舞われた。在インド米大使館が公表する大気中の微小粒子状物質(PM2.5)のレベルは、6段階で最悪の「有害」を記録。当局が花火と爆竹の使用を制限したものの、抜本的な解決とはならなかった。

 ニューデリーを含むインド北部は例年、秋から冬にかけ世界最悪レベルの大気汚染に悩まされる。農地での野焼きや、経済発展に伴い急激に進む建設工事、増加する自動車の排ガスも原因だが、ディワリの花火、爆竹が拍車を掛けている。

 行政当局は今年、有害物質の少ない「環境に優しい」花火や爆竹を2時間に限り使用できると定めた規制を実施。しかし、人口2000万人超の首都圏で取り締まりは追い付かない。深夜になっても花火や爆竹の音は響き続けた。(c)時事通信社