【11月8日 AFP】英サッカーチーム、リバプール(Liverpool FC)に所属するモハメド・サラー(Mohamed Salah)選手の銅像が、母国エジプトで公開された後、インターネット上で嘲笑の的となっている。

 銅像は、エジプトの観光地シャルムエルシェイク(Sharm el-Sheikh)で開催の世界青少年フォーラム(World Youth Forum)で披露され、式典にはアブデルファタハ・シシ(Abdel Fattah al-Sisi)大統領も出席した。

 銅像はサラー選手のゴール時の決めポーズをモデルとしており、巨大なアフロヘアと大きな耳、そして体に釣り合わない巨大な頭を後ろに傾け、両腕を大きく開き、顔いっぱいに笑みを広げている。

 銅像はソーシャルメディアで広く冷笑を招き、昨年公開されて本人に似ていないとして話題となったクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)選手の胸像を引き合いに出すコメントが多く投稿された。また、1970年代に人気を博した英歌手レオ・セイヤー(Leo Sayer)や米歌手アート・ガーファンクル(Art Garfunkel)に似ているとの声や、「こびとサラーの像がつくられた」という投稿もあった。

 像を制作したエジプトの芸術家マイ・アブダラ(Mai Abdallah)氏によると、この像はもともと石こう製だったが、フォーラムの主催者がその上にブロンズをかけたため姿が変わってしまったという。同氏はフェイスブック(Facebook)への投稿で、この像はもともと生徒に彫刻を教えるためだけに使うものだったと説明し、エジプトの他の有名人らをモデルとした自作品を紹介している。(c)AFP