【11月7日 AFP】インド北部の自然保護区で、トラ1頭が地元住民らに追われて殺された。同国では数日前、別のトラ1頭が国の認可を受けて射殺されたものの、激しい怒りを招き、法的措置が検討される事態となっている。

 今回の騒ぎでは、地元住民の男性1人を襲ったとみられる雌のトラを、森林保護区内で村人たちが棒でたたき殺した。

 AFPの取材に応じた同国北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州の当局者は5日、「トラは激怒した地元住民たちに襲われて死んだ」と話し、「トラの死骸を検視に送り、報告を待っている」と述べた。

 地元メディアによると男性は、10歳だったこのトラに襲われ、これが致命傷となって亡くなったという。(c)AFP