【11月8日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は7日、グループG第4節が各地で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が前半に2得点を決めるなどヴィクトリア・プルゼニ(Viktoria Plzen)に5-0で勝利し、サンティアゴ・ソラーリ(Santiago Solari)暫定監督体制になってから3連勝を飾った。

 現役時代にレアルでMFとしてプレーしたソラーリ暫定監督が、解任されたフレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)前監督の後任として10月29日に招聘(しょうへい)されると、レアルはそれ以降の3試合で11得点、無失点を記録している。

「きょうはとても良いプレーだったと思う。素晴らしいゴールだった。チャンピオンズリーグで5-0で勝てたのだから満足以外の何物でもないよ」と手応えを口にしたアルゼンチン出身のソラーリ暫定監督は、正式就任の可能性については言及を避けた。

 42歳のソラーリ暫定監督は、「私は次の試合のことしか考えていない。サッカーは今がすべてだ。大事なのは次の試合なんだ」とし、10日に控えるセルタ(Celta de Vigo)とのアウェーゲームを見据えた。

 21分にベンゼマは、プルゼニのDFを手玉にとると最後は低い弾道のシュートでGKを破り先制点をマーク。直後にカゼミーロ(Casemiro)がトニ・クロース(Toni Kroos)のCKに頭で合わせて加点したレアルは、さらに37分にはギャレス・ベイル(Gareth Bale)の折り返しにベンゼマがヘディングで合わせてこの日2点目を挙げた。

 その5分後にベンゼマが頭ですらしたボールをベイルが左足でゴールに蹴り込んだレアルは、68分には途中出場のビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)からボールを受けたクロースが弧を描いて相手GKの頭上を破るシュートを沈めて5点目をマークした。

 カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)のフラメンゴ(Flamengo)から移籍金4500万ユーロ(約58億円)でレアルに加入し、この日チャンピオンズリーグでのデビューを果たした18歳のビニシウスは、3日に行われたレアル・バジャドリード(Real Valladolid)とのリーグ戦では初得点を記録している。

 レアルは今節CSKAモスクワ(CSKA Moscow)に2-1で勝利したASローマ(AS Roma)と勝ち点9で並び、現在グループGの首位に立っている。

 立ち上がりにコスタス・マノラス(Kostas Manolas)のゴールで先制したローマは、その後CSKAに同点とされたが、59分にロレンツォ・ペレグリーニ(Lorenzo Pellegrini)が決勝点を挙げた。

 グループ3位には勝ち点4のCSKAがつけており、同1で最下位のプルゼニはグループステージ敗退が決まった。(c)AFP/Jan FLEMR