【11月6日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)は5日、暫定指揮官を務めていたラリー・ドリュー(Larry Drew)氏と契約を交わし、前任のティロン・ルー(Tyronn Lue)氏に代わる常任ヘッドコーチ(HC)として迎えると発表した。

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 キャバリアーズのコービー・アルトマン(Koby Altman)ゼネラルマネジャー(GM)は、チームの公式ウェブサイトに掲載された短いコメント文で、「ドリュー氏が引き続きチームを率いていくことで合意に至り喜んでいる」と今回の人事を発表した。

「彼が貴重な経験や多くの資質をもたらし、ヘッドコーチとしてこのチームに十分なじむことを期待している」「彼がチームにインパクトを与え、選手が成長して成功を見いだす手助けをしてくれることを楽しみにしている」

 ドリュー氏との契約内容に関して詳細は明らかにされなかったが、米スポーツ専門チャンネルESPNでは、契約期間が2018-19シーズンいっぱいまで延長されたことに加え、来シーズンの契約継続がなかった場合には、同コーチが「バイアウトの支払い」を受けられると伝えられた。

 チームが開幕6連敗を喫して先月28日にルー氏が解任されて以降、キャバリアーズの指揮はドリュー氏に任されていた。ルー氏は2016年にキャバリアーズを優勝に導き、2017年と2018年にもファイナル進出を果たした。しかし、エースのレブロン・ジェームズ(LeBron James)がロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に移籍すると、チームはシーズン開幕から壊滅的なスタートとなっていた。(c)AFP