【11月7日 Xinhua News】あなたが卓球台の前で汗だくになっている時、目の前の対戦相手が「ポンボット(PONGBOT)」という名前のロボットだったとしたら……そんなSF映画のような一場面をこのほど、中科新松有限公司(SIASUN)がほぼ実現した。

 ポンボットは、同社と上海体育学院中国卓球学院が共同で研究開発し、中国で初めて独自の知的財産権を取得して製品化した卓球ロボットで、人間との連続多数回のラリーが可能。

 研究員によると、ポンボットは素晴らしい動体視力と運動能力を持つ卓球選手であると同時に、正真正銘の「勉強家」でもあるという。ポンボットは人工知能(AI)アルゴリズムのディープラーニング(深層学習)モデルを利用して、異なる対戦相手の打撃スタイルを常に学習し続ける。膨大な量のボールの軌道データを蓄積することで、その後の対戦でのより正確な打点や速度の予測が可能で、選手と共に成長していく。(c)Xinhua News/AFPBB News