【11月4日 AFP】競馬のブリーダーズカップ・ワールド・チャンピオンシップ(Breeders' Cup World Throughbred Championships 2018)は3日、米ケンタッキー州ルイビル(Louisville)のチャーチルダウンズ競馬場(Churchill Downs)で2日目のレースが行われ、エネイブル(Enable)がターフ(芝2400メートル)を制し、同一年に凱旋門賞(97th Prix de l'Arc de Triomphe、芝2400メートル)との2冠を達成する史上初の快挙を成し遂げた。

 雨の影響で重馬場になったレースで、大外から抜け出した4歳牝馬のエネイブルは、マジカル(Magical)とのたたき合いを4分の3馬身差で制し、過去8頭が挑戦して一度も成し遂げられなかった連勝を達成。世界最強馬としての地位を確立した。

 鞍上のフランキー・デットーリ(Frankie Dettori)騎手は、エネイブルがブリーダーズカップのターフを制した史上4頭目の牝馬となったレース後、「彼女は米国を征服した!」と歓喜。ジョン・ゴスデン(John Gosden)調教師も「素晴らしい2頭の牝馬と2人のジョッキーによる最高の直線勝負だった」と喜んだ。

 一方、クラシック(ダート2000メートル)はアクセラレート(Accelerate)が優勝。この結果、アクセラレートのジョン・サドラー(John Sadler)調教師は、自身45度目のブリーダーズカップ挑戦にして、初の栄冠に輝いている。(c)AFP