【11月4日 AFP】第48回世界体操競技選手権(48th FIG Artistic Gymnastics World Championships)は3日、カタールの首都ドーハで種目別決勝が行われ、米国のシモーネ・バイルス(Simone Biles)が今大会4個目の金メダルを獲得した。個人として最高レベルの演技を披露したバイルスは、女子体操界の女王の座をさらに確固たるものにした。

 21歳にしてスーパースターのバイルスは、女子の最終種目となったゆかで金メダルを獲得した。その前の平均台での銅に加え、前日までに団体と個人総合、跳馬で金、段違い平行棒で銀を獲得していたため、今大会のメダル数は合計で6個に増えた。一番成績が悪かった種目でも3位と、大会を通じて圧巻のパフォーマンスを見せた。

 通算で金メダル14個は、男女を通じて史上最多。また、メダル合計でも、女子歴代最多のスベトラーナ・ホルキナ(Svetlana Khorkina)氏の20個に並んだ。

 さらに最終日の2種目で表彰台入りを果たしたことで、バイルスは1987年大会のエレーナ・シュシュノワ(Yelena Shushunova)氏以来となる全種目でのメダル獲得を達成した。全6種目でのメダルは、米国の選手としては史上初めての快挙となった。(c)AFP/David HARDING