【11月4日 東方新報】中国国際放送局(CRI)によると、チベット自治区(Tibet Autonomous Region)キドン(Gyirong、吉隆)にある吉隆国際国境貿易市場が10月31日から営業を開始した。市場にはネパールやパキスタンといった国の人たちが出店し、国際色豊かな商品が並べられた。

 キドンの胡紅(Hu Hong)県長は、「わが県は『一帯一路(One Belt One Road)』建設を南アジアの陸路へと延伸する上で鍵となる場所だ。吉隆国際国境貿易市場のオープンは、国境における貿易産業の発展や観光産業のグレードアップの追い風となるだろう」と話した。

 吉隆国際国境貿易市場の建設面積は1万2000平方メートルで、投資総額は4250万元(約6億9016万円)。

 また、統計によると、2018年上半期に「吉隆貿易港」の輸出入貨物量は7万5332トン、貨物輸出入総額は13億8700万元(約225億2349万円)に達したという。(c)東方新報/AFPBB News