【10月31日 AFP】(更新、写真追加)ロシア北部の都市アルハンゲリスク(Arkhangelsk)中心部で31日、同国の情報機関である連邦保安局(FSB)の支局に侵入した17歳の男が自爆し、死亡した。またFSBの職員3人が負傷した。当局はテロ事件として捜査を開始した。

 同国の国家反テロ委員会によると、FSB支局の建物に男が持ち込んだ爆破装置は、現地時間午前9時(日本時間同午後3時)前に玄関内で爆発した。

 捜査当局は、自爆犯の身元を地元に住む17歳の若者と特定し、弾薬の不法所持とテロリズムの容疑で捜査を開始した。

 国家反テロ委員会は「初期段階の情報によれば、建物内に侵入した人物がバッグから不審物を取り出し、しばらくすると手にしていたその物体が爆発した。結果、この人物は致命傷を負った」と説明。またFSBの職員3人が爆発により負傷し、病院へ搬送されたという。(c)AFP