■「道を開いた」

 ケプラー探査計画は終わるかもしれないが、その発見内容の分析は今後数年にわたって行われる見通しだと、NASAは述べている。

 4月に打ち上げられたNASAの次世代トランジット系外惑星探索衛星「TESS(テス)」は、ケプラーよりはるかに広範囲の宇宙領域を探査する予定だ。TESSは地球からの距離30~300光年の範囲にある太陽系近傍の系外惑星を重点的に観測する。

 今回の運用終了を受けヘルツ氏は、「ケプラー望遠鏡のおかげで、宇宙全体の中で地球が占める位置に関する考え方が変わった」としながら、「ケプラーミッションは将来の系外惑星探査ミッションのための道を開いた」とコメントした。(c)AFP/Kerry SHERIDAN