【10月31日 AFP】男子テニス、パリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2018)は30日、シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が予選勝者のジョアン・ソウザ(Joao Sousa、ポルトガル)に7-5、6-1で勝利し、王座奪取に向けてスタートを切った。

 パリ・マスターズで4度の優勝経験を誇るジョコビッチは、今大会で第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)よりも良い成績を収めれば、世界ランキング1位の座をナダルから取り戻すことができる。

 ソウザとの過去5戦で1セットも落としていなかったジョコビッチは、第1セットで手にした4-1のリードをふいにすると、再び落ち着きを取り戻してブレークを奪い、ゲームカウントを6-5にするまでは調子が悪いようにみえた。

 それでも、四大大会(グランドスラム)通算14勝のジョコビッチは、第2セットで5ゲームを連取してソウザの抵抗を終わらせ、ダミアー・ジュムホール(Damir Dzumhur、ボスニア・ヘルツェゴビナ)が待つ3回戦へ駒を進めた。ジュムホールは第14シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を6-3、6-3で下し、16強入りしている。

 また、パリ・マスターズで優勝したことがないナダルは、この日の試合でジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)に6-4、6-4で勝利した同胞のフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco)と初戦を戦う。

 同日行われた試合では、第5シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)がベテラン選手のフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber、ドイツ)を6-3、6-4で下し、快勝で3回戦進出を決めた。

 この日はジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga)、ピエール・ユーグ・エルベール(Pierre-Hugues Herbert)、ブノワ・ペール(Benoit Paire)が敗れており、同胞のリュカ・プイユ(Lucas Pouille)を6-3、6-4で破ったジル・シモン(Gilles Simon)が、同日に試合を行った6人のフランス人選手の中で唯一の勝者となった。(c)AFP