【10月31日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバーのマーカス・エリクソン(Marcus Ericsson)が、来年からインディカー・シリーズに参戦することが決まった。加入先のシュミット・ピーターソン・モータースポーツ(Schmidt Peterson MotorsportsSPM)が30日、発表した。

 スウェーデン出身で現在28歳のエリクソンは、2014年にケータハム(Caterham F1 Team)でF1デビューを飾ると、過去4シーズンはザウバー(Sauber)に所属しており、来年もリザーブドライバーとしてザウバーに残るという。

 SPMのサム・シュミット(Sam Schmidt)共同オーナーは「彼は高いレベルのモータースポーツでの経験が豊富であり、われわれの開発プログラムに貢献できると確信している」と語った。

 ここまでF1通算95戦に出場しているエリクソンは、2015年の開幕戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2015)で記録した8位が過去最高成績だが、今季は同年にマークした5回のトップ10フィニッシュを上回る6度の入賞を果たしている。

 エリクソンは「シュミット・ピーターソンのドライバーの一人に選ばれて非常に誇らしく思う」「F1で5年を過ごした後で、自分自身とキャリアにとって完璧なステップだと感じている。SPMとそのチームの人々と働くのが待ちきれない」と語った。

「インディカーのレースは非常に魅力的だし、その一部になることに非常に興奮している」「新しいサーキットやオーバルトラックでのレースなど、多くの学びがあると思う。簡単にいかないのは分かっているが、この挑戦を楽しみにしているし、始まるのが待ち遠しい」 (c)AFP