【10月30日 AFP】米国で2006年から2014年まで、銃による暴力が原因で救急処置室に運ばれた18歳未満の青少年が約7万5000人に上り、約25億ドル(約2800億円)の費用がかかっていたことが分かった。年平均で約8300人が搬送されたことになる。米国医師会(AMA)発行の医学誌「JAMA小児科学(JAMA Pediatrics)」が29日、研究結果を公開した。

 発砲で負傷した青少年は2006年から数年間減少した後、2013、14両年に増加した。負傷者の大半が15歳から17歳の少年だった。

 発砲による負傷で救急処置室に運ばれた18歳未満の青少年の割合は、10万人中約11人。銃による搬送の半数以上が口論などに絡んで発生したほか、39%は事故、2%は自殺によるものだった。

 負傷者の3分の1は入院し、6%が死亡した。(c)AFP