【11月2日 CNS】9月から10月は中国の転職の季節だ。「阿里巴巴(アリババ、Alibaba)が全面的に人員削減」「華為技術(ファーウェイ、Huawei)と京東(JD.com)は社会招聘(訳:中途採用)を中止」の噂が、ネットを飛び交っている。転職者にとって「良い会社」とされる企業は本当に募集を止めたのか。一体何が起こっているのか。

 一年に一度の転職の季節がやってきたが、次から次へと伝わってくるのは、IT大手が中途採用を中止したという情報だ。

 一部メディアの報道によると、ファーウェイは「採用縮小」に関する文書を出した。同社董事会の「人材戦略に関する決定」には、ファーウェイは原則として中途採用を中止し、新卒者と既存人材の社内シフトで対応するとしている。

 中途採用の中止の噂は、ファーウェイだけではない。SNS伝言板などの情報によると、アリババは技術者を含め一切の中途採用を許可しない、との通知を出したという。

 他の筋の報道を見ると、アリババは採用総数について、合格者がいなければ採用枠そのものを削ってしまう、という。

 京東も「中途採用は全面的に中止、通知書は既に発行済み」の状況という。