【10月29日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)を率いるフレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)監督は28日、FCバルセロナ(FC Barcelona)との「エル・クラシコ(El Clasico)」に1-5で敗れたもののチームに留まりたいとの意思を示し、チームのシーズンを好転させられると信じていると明かした。

 ロペテギ監督は「いまは落ち込んでいるが、しっかりと指揮し続けたいと思っている」とコメントした。

「大きな打撃だが、私はすべてが好転しうることを分かるほど十分に元気だ。まだ道のりは長く、このチームの選手たちをしっかりと信用している」

 ロペテギ監督はまた、「われわれは皆サッカーの世界がどのように回り、監督には最終的な責任が伴うものであることを理解している」と続けた。

「私は愚か者ではないが、このチームは勝つ時も負ける時も一緒だ。まだシーズンの序盤戦であり、今季のレアルは祝杯を挙げられるとまだ信じている」

「厳しい。負けるのはいつだって苦しいことであり、相手がバルセロナのホームならなおさらだ。試合をひっくり返すこともできたと思っている。同点にするチャンスもあったし、そのまま勝つ可能性もあった」

 欧州王者のレアルはこれで直近6試合のリーグ戦でわずか1勝にとどまっており、スペインメディアはこの日の夜、早ければ29日にもロペテギ監督が解任され、その後任としてアントニオ・コンテ(Antonio Conte)氏が就く用意があると報じている。

 レアルのセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)は試合後、「待つ必要がある。まだ何も聞いていない」と話した。

「決定はわれわれが下すものではない。だから冷静さを保って自身を見つめ、結果を改善させるためにものごとを変えなければならない」

「これからの数時間とあすに何が起きるか見てみよう。しかし、いつだって選手は最後まで監督とともにいる」

 コンテ氏は今年7月にイングランド・プレミアリーグのチェルシーの監督を解任されており、現在はどのチームも率いていない。

 同氏は就任1年目にチェルシーをリーグ優勝に導いたが、続くシーズンを5位で終え、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)の出場権を逃していた。(c)AFP