【10月29日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのレスター・シティ(Leicester City)は28日、ホームスタジアム付近で前日に起きたヘリコプター墜落事故で、ウィチャイ・シーワタナプラパー(Vichai Srivaddhanaprabha)会長がほかの同乗者4人とともに死亡したと明らかにした。

 クラブは声明で「とても悲しく、つらいことですが、私たちの会長ウィチャイ・シーワタナプラパーとほか4人を乗せたヘリが27日夜、キング・パワー・スタジアム(King Power Stadium)近くで墜落した事故で、会長たちが不幸にも命を落としたことを認めなくてはなりません」と述べた。

 本拠地キング・パワー・スタジアム(King Power Stadium)には、多くの人が花やタオルマフラー、仏像を置いて無事を祈っていたが、恐れていた最悪の結果になってしまった。スタジアムには30日から記帳台が設けられる予定で、チームはすでにフットボールリーグカップ(England Football League Cup 2018-19)のサウサンプトン(Southampton FC)戦の延期を決めている。

 警察によると、ウィチャイ氏の他に会長のお付きのスタッフやパイロットら4人が犠牲になったという。60歳のウィチャイ氏は普段からヘリでスタジアムに出入りしていて、27日もスタジアムから人がいなくなった後にピッチ中央から青色のヘリが飛び立ち、その後駐車場に墜落した。(c)AFP