【10月28日 AFP】18MLBは27日、ワールドシリーズ(7回戦制)第4戦が行われ、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)が終盤の逆転劇でロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)から9-6の勝利を収め、9回目のシリーズ制覇に王手をかけた。

 6回にヤシエル・プイグ(Yasiel Puig)の3点本塁打などで4点を先行されたレッドソックスだったが、直後の7回に反撃を開始し、代打のミッチ・モアランド(Mitch Moreland)の痛烈な3点本塁打で1点差に迫ると、続く8回にはスティーブ・ピアース(Steve Pearce)が相手守護神のケンリー・ジャンセン(Kenley Jansen)から同点のソロ本塁打を放ち、4-4と試合を振り出しに戻した。

 その後も攻勢を緩めないレッドソックスは、9回にラファエル・デバース(Rafael Devers)の適時打で5-4と逆転すると、満塁からピアースの今度は走者一掃の適時二塁打で勝負あり。さらにイグザンダー・ボガーツ(Xander Bogaerts)にも適時打が生まれてレッドソックスが9-4とリードを広げると、ドジャースファンの中にも球場を後にする人が増え始めた。

 それでもドジャースは、その裏に途中出場のエンリケ・ヘルナンデス(Enrique Hernandez)が2点本塁打を放って奇跡の再逆転へ一瞬希望を膨らませたが、その後はレッドソックス守護神クレイグ・キンブレル(Craig Kimbrel)が落ち着いて三つのアウトを取り、見事な逆転勝利を飾ったチームは世界王者のタイトルに片手をかけた。

 シリーズの戦績を3勝1敗としたレッドソックスは、28日に同じドジャー・スタジアム(Dodger Stadium)で行われる第5戦に勝利すれば、戴冠が決まる。(c)AFP