【10月26日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は、昨季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)を制し、通算13度目の大会制覇を果たしたレアル・マドリード(Real Madrid)に、約8860万ユーロ(約113億円)の分配金を支払った。

 UEFAは、昨季のチャンピオンズリーグでグループステージに出場した全クラブとプレーオフで敗退した10クラブに対し、計14億1200万ユーロ(約1800億円)を分配した。この総額は、それぞれの国におけるテレビ市場の価値によって決定される「変動支給(マーケットプール)」による支払いと、各クラブの成績に基づいて割り当てられる。

 準優勝のリバプール(Liverpool FC)は8130万ユーロ(約104億円)と、準決勝で敗退したASローマ(AS Roma)の8380万ユーロ(約107億円)よりもわずかに少なく、イタリア・セリエA王者のユベントス(Juventus)には8010万ユーロ(約103億円)が割り当てられた。

 また、準決勝でレアルに敗れたバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は7050万ユーロ(約90億円)が分配され、上位5番手に入った。

 グループステージで敗退したクラブは、それぞれの成績に応じ1740万ユーロ(約22億円)から4650万ユーロ(約59億円)が支払われており、本大会に出場したクラブは最低でも1270万ユーロ(約16億円)が保証されている。

 さらに、プレーオフで敗退したチームにも最低で300万ユーロ(約3億8000万円)が分配されている。

 UEFAは発表の中で、「2015年から2018年までの商業期間における分配システムの下で、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)の決勝、UEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup)でのチケットやホスピタリティーパッケージによる売り上げを含む、クラブ大会で得た純収益は、まとめられた上でチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグに出場したクラブ分配された」と記した。(c)AFP