【10月25日 AFP】18MLBは24日、ワールドシリーズ(7回戦制)第2戦が行われ、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)が4-2でロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)に勝利し、2連勝を飾った。

 レッドソックスは先発投手のデビッド・プライス(David Price)が6回を力投し、打ってはJ.D.マルティネス(JD Martinez)が決勝適時打を放った。シリーズ第3戦は、ロサンゼルスへ戦いの場を移して26日に行われるが、今プレーオフのレッドソックスは、敵地で5勝0敗の成績を誇っている。

 31歳の左腕プライスはこの日、4回に3安打を浴びて2点を失ったものの、6回を投げて5奪三振を記録するなど、試合の大半でドジャース打線を苦しめた。プライスは「一球一球改善したり、調整したりする能力には自信があるが、きょうはそれがうまくできた」「4回は球数が増えたし、相手打線につかまったが、シーズンと同じようにチームメートに助けられた。あれは大きかった」と語った。

 プライスの後を引き継いだ救援陣のジョー・ケリー(Joe Kelly)、ネイサン・イオバルディ(Nathan Eovaldi)、クレイグ・キンブレル(Craig Kimbrel)も完璧に抑え、レッドソックスは最後は途中から16打者連続でドジャース打線を封じ込め、プレーオフで球団通算100勝目を飾った。

 先週行われたヒューストン・アストロズ(Houston Astros)とのア・リーグ優勝決定シリーズまで、プレーオフでは11試合に登板して一度も白星がなかったプライスだが、これでアストロズ戦に続き2連勝。「良い野球ができている」「ボストンには帰ってこないつもりでLAに行く」と喜んだ。

 一方、敗れたドジャースのデーブ・ロバーツ(Dave Roberts)監督は、プライスをたたえた上で、「彼らは必要な時に良い投球をしてくる。われわれは今、当たりが出ていない。相手が大事な時に打てているのに対し、自分たちはできていないというのが勝負を分けてしまっている」と話した。(c)AFP/Jim SLATER