【10月25日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は24日、グループC第3節の試合が各地で行われ、リバプール(Liverpool FC)は4-0でレッドスター・ベオグラード(Red Star Belgrade)に快勝した。

 リバプールのモハメド・サラー(Mohamed Salah)は、2得点を挙げて同クラブでの通算得点を50に伸ばした。ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、シーズン序盤のサラーのスランプに関する話題が、その活躍ぶりで静まることを望んでいる。

 クロップ監督は「それについては少しは黙らせられるのは良いことだ。私に疑いはないし、彼自身も疑いはない。いくどとなく尋ねられると、何かまずいのかと思ってしまう」と語った。

 リバプールではロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)とサディオ・マネ(Sadio Mane)も得点を挙げており、昨シーズンの大会決勝にチームを導いた得点力の高いスリートップがそろってゴールしたのは今季初めてとなった。

 サラーは「すごい、50点目を決められてうれしい」とすると、フィルミーノとマネとの間で再び活気を呈したコンビネーションについて「実力や、どうやってプレーすればいいのかを互いにわかり合っているんだ」と答えた。

 一方、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は試合終了間際のアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)のゴールで、ナポリ(SSC Napoli)との一戦を2-2の引き分けに持ち込んだ。

 ナポリはロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)のゴールで先制すると、マリオ・ルイ(Mario Rui)がオウンゴールを献上して同点を許したものの、後半にドリース・メルテンス(Dries Mertens)が勝ち越しゴールを決めた。

 敗戦濃厚となったPSGだったが、後半アディショナルタイム3分にディ・マリアがカーブをかけたシュートを蹴り込み、長い時間劣勢だった中で勝ち点1を回収した。

 とはいえ、この結果で最も恩恵を受けたのは組首位に浮上したリバプールだった。2位にはナポリが続き、PSGは3位となっている。

 PSGは次節ナポリに乗り込み、第5節ではリバプールをホームに迎え撃つことになっており、チャンピオンズリーグ制覇を目指すチームにとってはグループリーグ敗退のリスクも出てきている。(c)AFP