【10月24日 AFP】女子テニス、WTAファイナルズ(BNP Paribas WTA Finals Singapore 2018)は23日、シンガポールで3日目が行われ、大会第6シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)が6-3、2-6、6-3で第7シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)を下し、2連勝を飾った。

 初出場となった昨年のWTAファイナルズではグループステージで敗退となっていたスビトリーナだが、雪辱を誓う今大会ではここまで好調で、所属するホワイトグループで準決勝進出に最も近い位置につけている。無敗のスビトリーナは、25日のキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)戦で1セットを奪えば、4強入りが決まる。

 攻撃的なテニスを仕掛け、強打を誇るプリスコバとの打ち合いを1時間54分で制したスビトリーナは試合後、「とにかく自分がコート上でやるべきことに集中しようとした。ボールを動かし、チャンスがあれば強打を打ち込んでチャンスを生かそうと思った」「消極的なことを考え過ぎずに、とにかく無心で臨んだ」と語った。

 一方、初戦ではウォズニアッキに勝利していたプリスコバは、安定感を欠いたサーブを嘆き、「きょうはサーブの調子が全く良くなかった。その一方で相手のリターンは本当にさえていて、よくボールを返してきた」とコメント。敗れはしたが、2年連続の準決勝進出へ可能性は残っている。

 同日に行われたホワイトグループのもう一試合では、第2シードのウォズニアッキが7-5、3-6、6-2で第4シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)に勝利。この結果、ウォズニアッキが大会連覇に望みをつないだ一方、連敗を喫したクビトバは敗退の危機に追い込まれている。(c)AFP