【10月23日 AFP】サッカーポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は22日、女性への性的暴行疑惑が浮上している中で、自身のピッチ内外での振る舞いは「模範」だと訴えた。

 イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)でプレーするロナウドは、6年間のキャリアを過ごした古巣マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)を控えた記者会見で、「自分はピッチ内外において、模範であることを100パーセント自覚している」とコメントした。

 通算5度のバロンドール(Ballon d’Or)に輝いた実績を持つロナウドは現在、ユナイテッドからレアル・マドリード(Real Madrid)に加入する以前の2009年6月13日に、米ラスベガスで元モデルのキャスリン・マヨーガ(Kathryn Mayorga)さんに性的暴行を加えたとして訴えられている。

 これを受けて先日、疑惑の内容を完全否定するコメント文を発表するとともに、新天地のユベントスからも擁護を受けたロナウドは、「自分は常に笑顔を見せていて、ハッピーな男だ。素晴らしいクラブでプレーし、家族や4人の子どもに恵まれ、健康であることに感謝している」「自分はすべてを手にしている。だから、それ以外のことで邪魔されることはない。順風満帆だよ」と話した。

 今年7月に移籍金1億ユーロ(約129億円)でレアルからユベントスに加入したロナウドは、疑惑が浮上してから初めての記者会見で、新しい環境に満足していることを強調したい様子を見せた。

 ロナウドのフィールド外での騒動が起きて以降、ユベントスの株価は急激に下落しているほか、同選手の個人スポンサーである米スポーツ用品大手のナイキ(Nike)とビデオゲームメーカーのEAスポーツ(EA Sports)は、そろって懸念を表明。しかしながら、ロナウドのピッチでのパフォーマンスに影響はなく、リーグ戦では直近6試合で5得点を記録している。

「この状況下で、うそをつくつもりはない。弁護士は自信を持っているし、もちろん自分も同じだ」「最も大切なのは、サッカーと自分の人生を楽しむこと。それ以外の生活に関しては、面倒を見てくれる人たちがいる。もちろん、それは常に真実に基づいているということが大前提だ。だから、大丈夫だよ」 (c)AFP/Kieran CANNING