【10月23日 AFP】女子テニス、WTAファイナルズ(BNP Paribas WTA Finals Singapore 2018)は22日、シンガポールで2日目が行われ、大会第3シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は5-7、6-4、1-6で第5シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)に敗れ、黒星発進となった。

 テニス界で旋風を巻き起こしている大坂は、直近の16試合で14勝を挙げる好調を維持してシーズン最終戦に突入したが、この日は46本のアンフォーストエラーを犯す荒れようで安定性が感じられず、第3セットに至ってはプレーが完全に崩れて3度のサービスブレークを許してしまった。

 対するスティーブンズは、第2セットを取られて予測が難しい展開となる中、最終セットは大坂を圧倒。高温のコンディションにもうまく対応し、約2時間25分の末に見事な勝利を飾った。

 スティーブンズは報道陣に対し、「会場内の湿度が高いと、プレーが少し違ってくる」「自信に満ちあふれている相手と対戦するのは常にタフな仕事だけれど、その中でよくプレーできたし、戦う姿勢も良かったと思う」とコメントした。

 一方、ミスを量産してしまった大坂は、「第3セットは、相手よりアンフォーストエラーの数が上回ってしまったと思う」「そんなことをしてはならない相手だから、その部分で差が出たと思う」と悔やんだ。

 レッドグループのもう一試合では、第8シードのキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)が1-6、6-3、6-4で第1シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)に逆転勝利。この結果、ここまでの4試合はすべて下位シードが番狂わせを演じており、大会は波乱の幕開けとなっている。(c)AFP