【10月23日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは22日、第9節の試合が行われ、ピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)とメスト・エジル(Mesut Ozil)の得点でアーセナル(Arsenal)がレスター・シティ(Leicester City)に3-1で勝利し、公式戦での連勝を10に伸ばした。

 本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で行われた試合の前半、ウナイ・エメリ(Unai Emery)監督が率いるアーセナルはエクトル・ベジェリン(Hector Bellerin)のオウンゴールで失点。しかし、背中の故障から復帰しキャプテンを務めたエジルが傑出したプレーを披露し、印象的な逆転劇をけん引した。

 開幕直後の低調なパフォーマンスから脱却したエジルは前半終了間際に同点弾をマークすると、後半にはオーバメヤンが挙げた2ゴールで重要な役割を果たした。

 オーバメヤンは途中出場から63分と66分に立て続けにゴールを奪い、アーセナルにとって2007年以来となる公式戦での10連勝を確実なものとした。

 この10試合で30得点をマークしているアーセナルはプレミアリーグで4位に浮上し、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)との勝ち点差は2に縮まった。

 この日はアーセナルの前監督であるアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)氏の69回目の誕生日であり、チームが見せた勇敢なパフォーマンスは、同氏の下での栄光の時代を思い出させるものだった。

 エジルは試合後「今夜は、チームでセクシーなフットボールを見せられたと思う。このチームのキャプテンを務めることができ光栄だ」とツイッター(Twitter)に投稿し、アーセナルの雰囲気を要約した。

 アーセナルは25日にヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)でスポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)と対戦するためポルトガルに遠征し、28日にはクリスタルパレス(Crystal Palace)とのアウェーゲームに臨むなど多忙な一週間を控えており、今回の勝利は最高の出だしとなった。

 エメリ監督は「チームが進歩しているから満足している。われわれは組織的にプレーしなければならないが、勇気を持って戦え始めている」と振り返った。「きょうのチームとメストのパフォーマンスはとても良かった」 (c)AFP/Steven GRIFFITHS