【10月22日 AFP】テニス、クレムリン・カップ(Kremlin Cup 2018)は21日、男子シングルス決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で大会第3シードのカレン・カチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)がアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)に6-2、6-2でストレート勝ちし、今季ツアー2勝目(キャリア通算3勝目)を挙げた。

 同大会の男子シングルスで地元のロシア人選手が優勝するのは2009年のミハイル・ユーズニー(Mikhail Youzhny)以来。一方のマナリノがツアー大会の決勝で敗れるのはこれが6度目となった。

 54分で完勝した世界ランキング26位のカチャノフは、試合後の表彰式で「まず初めに、決勝に進んだアドリアンを祝福したい」と述べ、「このような形で試合が終わってしまったのは残念に思う」と続けた。「子どもの頃、トップ選手の試合を見るためにこの会場に足を運び、彼らにサインを求めた。この大会で優勝するのをずっと夢見ていたが、きょうついにその日がやってきた」

 一方、これでカチャノフとの対戦成績は3戦全敗となったマナリノは「あまり良いパフォーマンスを見せることができず申し訳ない。しかし、きょうの彼(カチャノフ)は手ごわすぎたし、自分はコート上で適切な解決策を見つけることができなかった」と振り返った。「ここモスクワで素晴らしい一週間を過ごした。また来年戻って来られればと思う」 (c)AFP