【10月22日 AFP】男子テニス、ストックホルム・オープン(Intrum Stockholm Open 2018)は21日、シングルス決勝が行われ、大会第3シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas)が6-4、6-4で予選勝者のエルネスツ・ガルビス(Ernests Gulbis、ラトビア)を下し、ギリシャ出身の男子選手として初のツアー優勝を飾った。

 今年は決勝に2度進みながら、いずれもラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に苦杯をなめていた世界ランキング16位のチチパスは、ボリス・ベッカー(Boris Becker)氏やロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、ファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)らが過去の優勝者に名を連ねる大会で栄冠に輝いた。

 試合時間81分で勝利した20歳のチチパスは、男子プロテニス協会(ATP)のウェブサイトで「タイトルを獲得した初のギリシャ人になれてうれしい。これから、どんどんギリシャの選手がこういったことを成し遂げられればいいなと思う」と語った。「こうしたレベルの高い大会で母国を代表したり、ギリシャ人として初めてトップ100の壁を破ったりすることは、自分にとって非常に特別」

 一方、かつてはトップ10に入りながら、現在の世界ランクは145位となっているガルビスは、これまで決勝の舞台では6戦負けなしの成績を誇っていたが、初めて土がつく結果になった。これが2014年以来の決勝だった30歳は「彼(チチパス)が本当に良い試合をしたし、1週間を通して素晴らしいプレーだった」「初タイトルは大きなことだから、楽しんでほしい」と話した。(c)AFP