【10月22日 時事通信社】スペイン・バルセロナで1882年に着工し、現在も建設が続く未完成の教会「サグラダ・ファミリア」が、市政府から正式な建築許可を得ることがこのほど決まった。130年余りも許可がなく、違法建築状態が続いていたが、ようやく解消されることになった。

 世界遺産に登録され、観光名所として知られるサグラダ・ファミリアは、建築家ガウディが中心となって設計した。フランスのレゼコー紙(電子版)によると、ガウディは85年に地元の町から建築許可を得たが、その後、町はバルセロナ市に合併吸収され、許可が更新されないまま今に至っている。これまで教会側は市に対して一切税金を支払っていなかった。

 スペイン紙パイス(電子版)などによれば、バルセロナ市とサグラダ・ファミリアは2015年、建築許可をめぐって交渉を開始。最近になって教会側が市に対し3600万ユーロ(約46億7000万円)を支払うことで合意した。これらは公共交通機関や道路の補修費用に充てられるという。バルセロナのコラウ市長はツイッターで「歴史的合意だ」と歓迎した。

 教会には毎年約450万人が訪れる。教会側は、ガウディの死後100年に当たる26年には完成させたい考えだ。(c)時事通信社