【10月22日 AFP】18-19イタリア・セリエAは21日、第9節の試合が行われ、マウロ・イカルディ(Mauro Icardi)が試合終了間際に劇的な決勝点を挙げ、インテル(Inter Milan)がACミラン(AC Milan)とのミラノダービーを1-0で制し、3位に浮上した。

 後半アディショナルタイム2分、ミランのGKジャンルイジ・ドンナルンマ(Gianluigi Donnarumma)のミスを突いてイカルディがヘディングシュートを押し込んだ。一方、ジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)監督が率いるミランは、セリエAにおける過去5戦のダービーで勝ち星から遠ざかっている。

 昨季リーグ戦で4位に入り、7季ぶりに欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)の出場権を獲得するなど、インテルはルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督の下での再生の道のりを歩み続け、20日にホームでジェノア(Genoa CFC)と1-1で引き分けた首位ユベントス(Juventus)との勝ち点差を6に縮めた。

 かつてローマを率いたスパレッティ監督は伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対し、「私は勝つためにここに来た。シーズンを通してただベンチに腰掛け、稼ぐためではない。私がここに来たのはインテルの未来を整えるためであり、選手たち同じことをしなければならない」と話した。

 しかし、この一戦ではルーカス・ビリア(Lucas Biglia)と衝突したラジャ・ナインゴラン(Radja Nainggolan)が前半途中に負傷交代しており、24日にチャンピオンズリーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)戦を控えるインテルにとっては打撃となった。

 スパレッティ監督は「ナインゴランはピッチ上に倒れた」と述べ、「彼を病院へ連れていき、診察してもらわなければならない。しばらくの間はチームを離れるだろう」と明かした。

 この結果、ミランは公式戦での連続無敗記録が8で止まり、リーグ12位に順位を落とした。

 同日行われた試合では、敵地に乗り込んだラツィオ(SS Lazio)が、チロ・インモービレ(Ciro Immobile)とホアキン・コレア(Joaquin Correa)の得点でパルマ(Parma Calcio)に2-0で勝利している。(c)AFP