【10月21日 AFP】18-19フランス・リーグ1は20日、第10節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)がキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)の得点などで5-0とアミアン(Amiens SC)に大勝し、開幕から続く連勝記録を10に伸ばした。

 トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、24日に予定されているナポリ(SSC Napoli)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)を考慮し、この試合でネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)やチアゴ・シウバ(Thiago Silva)、トマ・ムニエ(Thomas Meunier)といった主力選手をそろってベンチに温存したが、PSGの選手たちはアミアンを撃破するには十二分な内容をみせた。

 開幕前にウナイ・エメリ(Unai Emery)前監督の後任に就いたトゥヘル監督は「誰もが『リーグ1はあまりにも楽だからチャンピオンズリーグの準備ができるのかもしれない』と考えているが、そんなことはない」とコメントした。

「他のチームが悪いということになるかもしれないが、チームは自分たちのことに集中している。10連勝なんて誰も経験したことがないが、われわれはそれを果たした」

「簡単なことではない。自分たちに制約を課しているから、われわれはナポリ戦に向け準備できるだろう」

 PSGは、12分にマルキーニョス(Marcos Aoas Correa “Marquinhos”)が先制点をマークすると、前半終了直前にアドリアン・ラビオ(Adrien Rabiot)が2点目を記録。

 そしてユリアン・ドラクスラー(Julian Draxler)がヘディングで3点目を決めると、19歳のエムバペが今季リーグ戦6試合目の出場で9点目となるゴールを決めた。

 アミアンが明らかに力で劣ったため試合は完全に不釣り合いのものとなり、PSGは途中出場した10代のムサ・ディアビ(Moussa Diaby)のゴールで大勝を締めくくった。

 トゥヘル監督は「素晴らしいパフォーマンスではなかった。われわれは勝利に値したが、スコアはもう少し大きなものになったかもしれない」とコメントしている。(c)AFP