【10月21日 AFP】18-19イタリア・セリエAは20日、第9節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が記念すべき得点を決めたものの、1-1でジェノア(Genoa CFC)と引き分け、開幕から続く連勝が途絶えた。

 セリエAで8連勝、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)で2連勝しているユベントスは、ロナウドが前半に先制点を奪い、その連勝記録をさらに伸ばそうとしていた。

 国際Aマッチに伴う中断前、性的暴行疑惑の騒動に巻き込まれたロナウドは、18分に加入後5点目となる先制点を決めた。このゴールは皮肉にも、リーグ得点王であるジェノアのFWクシシュトフ・ピョンテク(Krzysztof Piatek)のミスに助けられてのものとなった。

 意思疎通が混同したことで、ピョンテクは軌道が変わったジョアン・カンセロ(Joao Cancelo)のシュートを味方GKに任せたが、足元にボールが転がってきたロナウドがこれを無人のゴールに流し込んだ。

 33歳のロナウドにとってこれは欧州5大リーグでの通算400得点目で、同記録を達成した史上初の選手となった。次点は389得点のリオネル・メッシ(Lionel Messi)となっている。

 古巣マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)と対戦するため、23日にオールド・トラフォード(Old Trafford)に帰還するロナウドは直後にもチャンスを得たが、低い弾道のシュートはGKイオヌツ・ラドゥ(Ionut Radu)の倒れ込みながらのセービングに防がれた。

 そしてダニエル・ベッサ(Daniel Bessa)に同点弾を許すと、ユベントスはいくつかあった決定機を決めることができなかった代償を払うこととなった。

 一方、ナポリ(SSC Napoli)は3-0でウディネーゼ(Udinese)に勝利し、公式戦3連勝を3連続完封で飾り、ユベントスとの勝ち点差を4に縮めた。

 ASローマ(AS Roma)はホームで格下のSPALに0-2で敗れ、リーグ戦での連勝は3で止まった。(c)AFP