【10月21日 AFP】18-19フランス・リーグ1は20日、第10節の試合が行われ、ASモナコ(AS Monaco)は1-2でRCストラスブール(RC Strasbourg)に敗れ、ティエリ・アンリ(Thierry Henry)新監督の初陣を飾ることはできなかった。アンリ新監督は「ポジティブ」な姿勢を示しているが、チームは退場者を出した末に黒星を喫し、自動降格圏へ順位を落としている。

 モナコは開始早々に第3GKセイドゥ・シ(Seydou Sy)のひどいミスで先制点を献上すると、後半途中にはサミュエル・グランサー(Samuel Grandsir)が退場。その後、相手に追加点を許し、終了間際にユーリ・ティーレマンス(Youri Tielemans)のPKで1点を返したが遅きに失した。

 モナコはこれで、開幕戦で勝利して以降、公式戦11試合で未勝利が続いている。2016-17シーズンにはリーグ1王者に輝き、昨季もパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に次ぐ2位に入ったモナコだが、現在は最下位ギャンガン(En Avant de Guingamp)をわずかに得失点差で上回るだけのリーグ19位で、同じ日に複数の主力を欠きながら5-0で大勝したPSGとの勝ち点差は24に開いた。

 41歳の新指揮官は、「簡単ではなかった。最初は取り組んできたことを形にしようとしたが、その後にあんな失点をしてしまった。とりたてて説明する必要のない、個人のミスだった。ただ、誰であろうと選手をたたくようなことはしたくない」とコメントした。

「そこから流れを変えようと奮闘したが、残念ながらサム(グランサー)が退場になり、その後はさらに難しくなった。しかし選手は頑張ってプレーし続けた」「ネガティブな結果だが、ポジティブさを保ちたい。こちらの流れになっていた可能性もあったが、実際は違った。(ラダメル・)ファルカオ(Radamel Falcao Garcia)を早い段階で失ったのも想定外だった」 (c)AFP/Jed Court