【10月20日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のフレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)監督は19日、チームが公式戦4試合連続で勝ち星から遠ざかっている状況に直面しながらも、自身の将来の見通しについては「良好」かつ「安泰」であるという認識を示した。

 20日のレバンテ(Levante)戦を控えて記者会見に臨んだロペテギ監督は、「良い気分だ。私はレアル・マドリードの指揮官で、のしかかる重圧は最も高い」と強調。チームは前節終了時リーグ4位(以下同)で、無得点の時間は6時間49分に及んでおり、これは1985年以来チームワーストの数字となっている。

 国内メディアでは、このままチームの成績が改善されなければ、今夏にイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)を退団したイタリア出身のアントニオ・コンテ(Antonio Conte)氏が、ロペテギ監督に代わって指揮官に就任するという臆測が流れている。

 クラブからの支援について問われると、ロペテギ監督は「もちろん、安泰だ」とすると、「シーズンには浮き沈みがつきものであり、このクラブはどこまでも上を目指せると自覚することが必要だ。そして唯一の対策は練習に励んで前進し、自信を持つことだ」と答えた。

「あすの試合に集中するしかない。今シーズンはどのチームも先は見えていないし、シーズンがどうなっていくか誰にも分からない。われわれは、ピッチで勝っていくしかない」

 20日のリーグ戦はレアルの試合で幕を開け、3位のアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)はその後キックオフを迎える。レアルと勝ち点3差の首位セビージャFC(Sevilla FC)は、2位FCバルセロナ(FC Barcelona)のホームに乗り込みナイトマッチを行う。

「争うのは勝ち点3。勝って3ポイントを獲得すれば、首位浮上の可能性もある」と話すロペテギ監督は、故障で戦列を離れていたイスコ(Isco Alarcon)、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)、マルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)がそろって復帰の見通しが立ちながらも、レバンテ戦での起用ついては明言しなかった。

「これが試合前の最後の練習で、きょうの様子を見てから決める。決断するのはあすになってからだ」 (c)AFP