【10月20日 AFP】(更新、写真追加)インド北部パンジャブ(Punjab)州アムリツァル(Amritsar)で19日、ヒンズー教の祭りに集まっていた群衆に列車が突っ込み、約60人が死亡した。当局が明らかにした。

 今回の事故ではさらに数十人の負傷者が出ており、その一部は重傷を負っている。

 事故はアムリツァル付近で行われた「ダシャラー(Dussehra)」の祭りで発生。花火を詰めた巨大人形に火がつけられる催しを見物するために線路上に集まっていた多数の人々が、列車にはねられたと報じられている。急行列車の近づく音が爆竹によってかき消され、被害者らには聞こえなかったと警察は話している。

 多くの遺体は切断されており、当局者によると、警察が犠牲者の身元を特定するには数日を要する可能性もあるという。

 地元の病院は遺体を安置する場所が足りておらず、一部は屋外に置かざるを得ない状況だという。

 アムリツァルの医療当局幹部はAFPに対し、59人が死亡したと確認され、90人が負傷したと明かした。また遺体25体の身元がこれまでに特定された。

 その一方、他のメディアは死者数を61人としている。(c)AFP